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CHaCK-UP

私が宇宙人アイドルを好きになるまで。


私がCHaCK-UPを知ったのはいつだったか。
ドルフェス、とかプレゼント◆5、とかの存在や単語はなんとなく知っていた。
俳優がアイドルみたいなことをしている、と。
そこに新しく宇宙人アイドルが加わった、のも知っていた。
メンバーをひと通りざっと見て、特に好みの子いないな、が第一印象だった。
赤い子はワタナベの所属だということくらいしか知らなかった。

私の友達が突然CHaCK-UPにハマった。

説明を聞いていると、宇宙人、SOJ学院生徒、CUF、と、かなり設定が複雑で、メンバー同士の関係性なども宇宙人のときと学生の時、と多岐に渡るようで、私は聞きながらも、
(覚えられねぇ)と思ったのを覚えている。
そう、宇宙人としての名前、学生としての名前、そして俳優さんの名前。
この3つを覚えなければならない。

かなんさんも見てみて!と勧められ、コミジャのDVDを見せてもらった。
その中の初恋シチュエーションという曲がえらく気に入った。
顔なら火星人の子が好きかなぁと言った。

少しして、また1人友達がCHaCK-UPにハマった。

鑑賞会をするから来ない!?と誘われた。
ちょうどその日は暇で、最近新しい推しみたいなひともできないし、楽しめる子が増えるといいなぁと思って、私は気軽にでかけた。

ライブパートをメインにいろいろDVDを抜粋して見せてもらい、そして私はついに見てしまった。



キャプテン・レイの、投げちゅーする姿を。



私は、投げちゅーを、臆することなく、かっこよく、気障にやってのける子が大好きだ。
ちなみに私のジャニーズの担当は手越祐也だ。
おわかりいただけるだろうか。


あれだ。
私はあれが好きだ。
あの投げちゅーが私は欲しい!!!
と、強く思った。

次あったら誘って、とお願いした。

そしてドルフェスに参加。
平日開催だったため、残念ながら私が行けるのは1公演だけだった。
生で見るキャプテン・レイはやはりかっこよかった。
そして、やっぱり私は、あの投げちゅーとかあの指差しとかがどうしてもどうしても欲しかった。
ファンサをする姿がただひたすらに、かっこいい。
私が一番好きな「ファンを落としていく」タイプのファンサをする人だった。
彼が指さしをするたび、その指の先にいるのはどうして私ではないのだろうと思った。
なんなら、指差すその全ての先々にいたかった。
物理的に言うとどんなに高速反復横飛びをしても無理なことであるが。

そんなわけで私はめでたく白チャ*1となった。
手紙も書いた。
キャプテン・レイと言っているが、本名はもっと長い(ことになっている)。
レイ様は、「エステランサ・レイリンボン・ティターナー7世」が本名だ(ということになっている)。
家で手紙を書くときに、エステランサ・レイリンボン・ティターナー7世様、と宛先を書いて、「7世」は「様」で敬称が合っているのか首をひねった事は記憶に新しい。


投げちゅーがほしいとは言ったが、投げちゅーだのファンサだのでどっぷり好きになったのかというとそうではなく、CHaCK-UPをきっかけに、うっかり演じている古谷大和さんのファンになって、いろいろ情報を集め始め、CHaCK-UPの初演DVDを見てからが、沼の始まりだったと思う。


CHaCK-UPは宇宙人アイドルだ。
だが、宇宙人アイドルは、SOJ学院の生徒(と卒業生)が、演じているアイドルということになっている。
初演には、その生徒たちが、なぜCHaCK-UPという宇宙人アイドルになったか、という過程が描かれている。

選抜クラスの中で一人だけ、歌もダンスも下手くそな生徒がいた。
その落ちこぼれの生徒、天宮王成。

天宮王成は、馬鹿だ。
自分を天才だと思っている。
一人だけ何もできてないのに、周りは凡人だから俺について来れない、と言う。
迷惑で、自意識過剰で、馬鹿。
周りは彼をバカにする。
だけど何故だろう。
なぜか、注目される。なぜか、慕われる。
それは天宮王成が真っ直ぐで、一生懸命だから。

与えられた宇宙人アイドル。
最初は自分の目的のためだけにアイドルを目指していた彼が、
仲間と対立し、
挫折し、
けれどももう一度自分を信じ、
仲間を信じ、
ひとつのアイドルグループとして、
成長する姿がそこには描かれている。
落ちこぼれと言われた彼が、
自分を天才と信じていた彼が、
自分の弱さや実力を認め、
力を貸してほしい、
このグループにはお前が必要だとメンバーに伝えるシーンは本当にまるで母のような気分で見てしまう。

何もできなくて自分のことばかりだった彼が
クールで、だけど頼りがいのある、優しくて天然なキャプテン・レイを演じている。

最初見た時、もうこの感情をどう表したらいいのかわからず、
私はひたすら尊い尊いと言うしかなかった。
妖怪拝みババァの誕生だ。

もちろん、天宮王成だけではなく、他のアイドルたちも個性豊かで、魅力的。
アイドルを演じているときと、学生のときで、キャラが違う、というのもとても面白いポイントだ。
アイドルとしては火星人マルが好きだけど、学生のときはきみちゃん(天王星)が好き!とかも有り得る。


けれど、CHaCK-UPは、彼らの仕事の一つに過ぎない。
大きな仕事のチャンスをつかめば、宇宙人アイドルはお休みだ。
そうして、2人が、事実上、休んでいる。
一人はスリープモード。
一人はかくれんぼ。
私が初演DVDを見た時にはすでに1人が居なかった。
それを知っていて初演を見ると、
「目に焼き付けて今の僕を」と歌う姿に、涙しか出ない。

そして、12月。実質5人での、エピソード0公演。

いつか、この宇宙人アイドルも、普通のアイドルのように、アイドルを卒業する日が来る。
ついこの間、先輩アイドルである、プレゼント◆5が解散したばかりだった。
終わりは来る。
それを最初から感じながら見ていた。

「地球を幸せにするためにやってきた」

と、彼らは言う。
そして歌って踊る姿が、眩しくて仕方がなくて。
儚くて、切なくて。

「私の演技で、幸せになれただろうか」
と、レイ様が問う。
私は紛れもなく幸せでした。
いつか終わりが来る未来でも
今の一瞬を焼き付けて
今こんなにきらきらしている人たちを
見ることができて幸せでした。

いつか来るその時までは
なるべく長く彼らの姿を
一人でも多くの人を幸せにする姿を見ていたいな、と思うのだ。

*1:白チャーム=天王星人キャプテン・レイのファン