宇宙人への独り言

彼らは今どこで何をしているのだろうかと真剣に考えるときがある。
ずっと宇宙を旅しているんだろうか。
マルはまだかくれんぼしているのかな。一人でかくれんぼしていて寂しくないかな。ちゃんと皆見つけに来てくれるかな。
ミミタはまだ寝てるんだろうか。もう起きてたりしないだろうか。それともまた眠ったり起きたりしてるのだろうか。
寝てるのなら、ジュジュは相変わらずミミタに毎日のことを報告してるのかな。新しい野菜を育てたりしてるんだろうか。
ヴィーの覚えた言葉は増えたかな。そろそろドットさんの名前も言えるようになってないだろうか。そしたらドットさんも喜ぶだろうに。
そんなドットさんはやっぱり毎日宇宙船内でお母さんみたいなことしてるのかな。少しは楽になってるんだろうか。
キャップは何をしてるんだろう。変わらぬクルーの様子を見て毎日楽しんで暮らしているといいのだけれど。
ポミィちゃんは…まだいてくれてるのかな。アンプラネットの活動はどうなってるんだろうか。

横浜の公演が終わってからたまにふと思い出す。
彼らはどこにいて何をしているのだろう。
火星かな、水星かな、もっと違うところかな。


次いつ会えるのかな。


たとえばシャトルが壊れちゃって地球に来る目処が立っていないのかもしれないし
もしかしたら星間の条約とかが厳しくなってなかなか自由な航行はできなくなってるのかもしれないし


でももしかしたら二度と会えないかもしれないよね。
それは常に考えてる。
なるべく長くその活動を見ていたいけど、それは無理かもしれないとも思ってる。


違う銀河系に行くから私達が生きてる間にはもう戻ってこれないとか
地元で家業を継ぐとか(笑)
そのときはなんかそう、言ってほしい。
来れないならそう言ってほしい。


後悔はしないと思う。
ただ寂しいとは思う。
会いたいな、と思う。


形なんてなんだっていいから
姿が見たいな、と思う。


地球での楽しい思い出を持って
私達も彼らとの楽しい思い出を持って
綺麗に終わらせることもきっと有り得ることなのだけど


また会いたいなぁ。
ねぇ元気かなぁ。
幸せかなぁ。
笑ってるかなぁ。


私たちは幸せだから、
彼らも幸せだといいなぁ。

俳優を嫌いになった日

あなたは俳優さんを心の底から嫌いになったことがあるだろうか。

テレビの中の俳優さんであれば、
一度も会ったことのない人であれば、
心の底から嫌いになる、なんてことはないと思う。
生理的に嫌い、顔が嫌い、発言が嫌い、くらいだろうと思う。

会ったことのある…
なんなら、何度も何度も会話したことのある俳優さんなら?

私にとっての推しさん、というのは、
やっぱり夢を見させてくれる存在だったと思う。
それは、恋とかそういうことではなく、
希望とか
未来とか
夢とか
そういうものに近い気がする。

この人が売れていく姿が見たいとか
この人のこういう役が見てみたいとか
そういう類のもの。

今はブログもTwitterもあって
いくらでも本人からの発信もあって
よりそのタレントのキャラクターを掴みやすい世の中になったなぁと思う。

そしてそれが仇になることもある。

推しに対して、
「もし、性格がとっても悪かったら」
「もし、女遊びが激しかったら」
「もし、ファンのことを馬鹿にしていたら」
くらいのこと、多分ちらっと考えたことある人はたくさんいると思う。

そんなの、本当のことはわからない。
だって俳優は友達じゃない。
家族でもない。
恋人でもない。

だから、我々は妄想する。
彼から発せられる言葉
彼の表情
彼の仕草
「きっと彼はこういう人」
と、想像する。

けれども相手は俳優だから。
演じるのが仕事だから。
本当はそれすらも嘘かもしれない、なんてことは
思ったことがあっても、
「実感」はしない。

「そうかも」と想像するだけ。

そして、「悪い想像」というのは
飽くまでも「自分の想像し得る一番最悪な想像」であって、
自分の想定外の「最悪」は誰であっても自分で思いつくことができない。
想定外なのだから。

私はその、想定外の「最悪」を目の当たりにしてしまった。

思いもしなかった。
本当に頭を殴られたくらいの衝撃はあったし、
血の気が引くってこういうことだな、ということもあった。

人を嫌いになるってしんどい。
「嫌い」が1番しんどい。
見ないようにしても見てしまったりする。
「無関心」になれるには、時間が必要だ。
やっと私は最近それができるようになった。
忘れる時間が長くなった。
名前を見ると今でも嫌な気持ちになる。
その気持ちはゼロに近くなっても、きっとなくなりはしない。
きっと許せる日は来ない。

二度と、「俳優さん」の言葉を心から信じることはないと思う。
そうさせたのは彼だから。
だからきっと許せる日は来ない。

すごく悲しいことだと思う。

本人の発する言葉を信じて、
一喜一憂するファンのほうが、
たとえ騙されていたとしても、
幸せなんだと、
幸せだったと、
今は思う。

騙されていると知っていることは賢いことなのかもしれないけど
それが幸せとは限らない。

生身の人を、推すのなら。

騙される能力だって、きっと必要だった。
 

ここまで書いてずっと眠らせていたけど、


そう思っていたけれど、私にも別の、推したい人ができた。
不信感でいっぱいの私は、どれもこれも疑ったけれども、ブログやTwitterも、会って話す内容も、
疑うなんて申し訳ないな、とまで思えるようになった。
もしそれでも巧妙に騙されている可能性はもちろんある。

先程書いたように、「自分の想定する最悪」しか、私達にはできないから、
想定外の最悪を迎えたときどうするかわからない。

だけど1つだけ言えるのは、
彼の演技も
彼の発する言葉も
どれもこれも、私の想像以上の誠実さや、
感謝や、綺麗な言葉が並べられていて。

どんなに、聖人君子を演じてみても、
演じることには限界がある、と思う。
そんな言葉を発せられる人なら、
例え最悪な面があったとしても、
それでも信じるに値する人なのではないかと、今は思う。

圏外のメンバーを推すこと

AKB48総選挙のことを知っているだろうか。
いや、やっているのは知っている人が多いと思う。

私はこの総選挙の結果を、ここ5年くらい追い続けてきた。

途中、推しを変えた。

その子は、一時期バラエティなどに少し出たりキャッチフレーズが独特で知名度はあったけれど、運営から推されなくなって、シングルの選抜には選ばれなくなった。
そして支店*1に移籍となった。

移籍先では、常にシングル選抜に入ってくれて、そうなると歌番組には必ず出てくれ、わたしは嬉しかった。
出ますよーとTwitterで宣伝したりした。
可愛いねと友達にも知ってもらえるようになった。

私はその子の握手会に毎回行っていたわけではない。
1回シングルが出ると、だいたい4〜6日間の握手会日程がある。
その中で、さらに、人気のあるメンバーなら1日につき6部ほど出席する。
人気のあまりないメンバーなら、1部のみ、など、ここは今までの握手券の売上で変わってくるところだ。

私の活動といえば、行ける日程なら1日〜2日、枚数にしたらだいたい1日につき4〜6枚、多いときは8〜10枚くらいしか買ってなかったから、
全然お金を使っているファンではなかったと思う。
行かないシングルのときもあった。

その子は過去の総選挙、少しずつ順位を落としていき、去年はギリギリの79位で呼ばれ、私は愕然とした。

今年は危ない、ランクアップさせたいという思いがあり、今年は、総選挙対策委員会のRTをしたり、お友達に協力してもらったり、自分でも買ったりと、一番頑張った年になった。
とは言え、それでもウン十万使ったとかそういうレベルでは全くない。

だけど今年。
その子の名前が呼ばれなかった。
手応えがなかったとは言わない。
むしろ今年は行けると思っていた。

ショックだった。

私は何もできなかった、と思った。

その子はイイ子だから、そのことで怒ったりはしないだろう。
ファンを責めたりしないだろう。

でも私は私が許せなかった。
私にとってのその子は、ヲタクとしての活動の中で、優先順位が1番ではなかったから、どうしたってかけられるお金は二の次、三の次になる。

それくらいしかかけられない。
だけど、ものすごくショックだった。

ショックを受けているところに、次のシングルの選抜からも外された。
ある意味当たり前のことかもしれなかった。
ランクインしていないメンバーだから、支店のシングル選抜から外されても、文句も言えなかった。 

どの歌番組を見てもその子の姿はなかった。

いつもならいるその子の姿がなかった。

テレビで見られなくなった。

そうなると、彼女を応援できる場は、
現地の劇場公演を当てていくか、握手会しかない。
また、活動を見られるのは、やはり劇場公演か、オンデマンド会員になって配信を見ることしかなかった。
 
途方に暮れた。

私には、そこまでお金をかけて彼女を応援できる力がないと思った。

だから、私は彼女の活動を見ることができなくなった。

それなのに、悲しかった。
ランクインしなかったこと。
テレビで見れなくなったこと。
選抜でないこと。

お金をめちゃくちゃ使えば、
可能だった。
でも私にはそれができない。
そうしない。
全力は、出せない。

悲しむ権利も無いと思った。

だけど、悲しくて仕方なかった。

お金をかけられないのに
そんなときだけ悲しむなんて勝手すぎると思った。

活動を全然見られないのに、握手会だけ行くのも虫が良すぎる気がして行けなくなった。
活動を見て感想を言ったりするのが楽しいのであって、活動を見ていないのに握手会で何を話せばいいのか?
そう思ったら券も買えなくなった。

私は初めて「好きでいる権利がない」と思った。

そんなことない!と言われると思う。
お金を全然使ってないわけじゃないじゃんと言われると思う。
好きでいるくらいは別にいいじゃないと言われると思う。

だけど、私は私がそんな自分を許すことがどうしてもできなくて、
それでもいいから応援してと、仮に彼女本人に言われたとしても、
それでも多分許せないと思った。

口だけならなんとでも。
好きだというだけならいくらでも。

だけど、お金をかけないと、人気があるとわかってもらえないと、何にも表せられない世界。
応援してますなんて綺麗事では何も変わらない世界。
その世界の中にいる人を、やはり綺麗事だけでは推せない。
テレビに出ない非選抜メンバーのファンは、それがわかっているからお金をたくさん使ってランクインさせているのだから。


私は彼女のファンは辞めようと思っている。
それでしか、自分の気持ちを納得できない。
凄く自分勝手なことをしているとも思う。
ファンが一人減ることになってもいいのかと叱られるかもしれない。

でももう応援できない。
全力を出せない自分を許すことができないなら
もう辞めるしかない。

もう会いにも行けない。

頑張ってほしいと思う。
思うけれど、もう、応援できない。
悲しくて悲しくて泣きながら寝たあの日のことを忘れることもできないだろう。

1つ、何年かぶりの舞台の、主演も決まっている。
喜ばしいことだと思う。
私はそれも、見に行かない。

もしかしたら、あの人握手会来なくなったな、と彼女に思われるかもしれない。
そう考えたら、申し訳ない気持ちになるけれど、
今の私はあなたに話すことが、何もないのです。

好きなのに。

中途半端な気持ちの「好き」なんて
なんにもならないし何にもなれなかった。

幸せになってほしいと思う。
売れてほしいと思う。

だけどもう応援できない。

たくさん輝ける未来が、あればいいと、願う、
願う、だけ。

*1:SKE、NMB、HKT、NGTなど姉妹グループ

CHaCK-UP

私が宇宙人アイドルを好きになるまで。


私がCHaCK-UPを知ったのはいつだったか。
ドルフェス、とかプレゼント◆5、とかの存在や単語はなんとなく知っていた。
俳優がアイドルみたいなことをしている、と。
そこに新しく宇宙人アイドルが加わった、のも知っていた。
メンバーをひと通りざっと見て、特に好みの子いないな、が第一印象だった。
赤い子はワタナベの所属だということくらいしか知らなかった。

私の友達が突然CHaCK-UPにハマった。

説明を聞いていると、宇宙人、SOJ学院生徒、CUF、と、かなり設定が複雑で、メンバー同士の関係性なども宇宙人のときと学生の時、と多岐に渡るようで、私は聞きながらも、
(覚えられねぇ)と思ったのを覚えている。
そう、宇宙人としての名前、学生としての名前、そして俳優さんの名前。
この3つを覚えなければならない。

かなんさんも見てみて!と勧められ、コミジャのDVDを見せてもらった。
その中の初恋シチュエーションという曲がえらく気に入った。
顔なら火星人の子が好きかなぁと言った。

少しして、また1人友達がCHaCK-UPにハマった。

鑑賞会をするから来ない!?と誘われた。
ちょうどその日は暇で、最近新しい推しみたいなひともできないし、楽しめる子が増えるといいなぁと思って、私は気軽にでかけた。

ライブパートをメインにいろいろDVDを抜粋して見せてもらい、そして私はついに見てしまった。



キャプテン・レイの、投げちゅーする姿を。



私は、投げちゅーを、臆することなく、かっこよく、気障にやってのける子が大好きだ。
ちなみに私のジャニーズの担当は手越祐也だ。
おわかりいただけるだろうか。


あれだ。
私はあれが好きだ。
あの投げちゅーが私は欲しい!!!
と、強く思った。

次あったら誘って、とお願いした。

そしてドルフェスに参加。
平日開催だったため、残念ながら私が行けるのは1公演だけだった。
生で見るキャプテン・レイはやはりかっこよかった。
そして、やっぱり私は、あの投げちゅーとかあの指差しとかがどうしてもどうしても欲しかった。
ファンサをする姿がただひたすらに、かっこいい。
私が一番好きな「ファンを落としていく」タイプのファンサをする人だった。
彼が指さしをするたび、その指の先にいるのはどうして私ではないのだろうと思った。
なんなら、指差すその全ての先々にいたかった。
物理的に言うとどんなに高速反復横飛びをしても無理なことであるが。

そんなわけで私はめでたく白チャ*1となった。
手紙も書いた。
キャプテン・レイと言っているが、本名はもっと長い(ことになっている)。
レイ様は、「エステランサ・レイリンボン・ティターナー7世」が本名だ(ということになっている)。
家で手紙を書くときに、エステランサ・レイリンボン・ティターナー7世様、と宛先を書いて、「7世」は「様」で敬称が合っているのか首をひねった事は記憶に新しい。


投げちゅーがほしいとは言ったが、投げちゅーだのファンサだのでどっぷり好きになったのかというとそうではなく、CHaCK-UPをきっかけに、うっかり演じている古谷大和さんのファンになって、いろいろ情報を集め始め、CHaCK-UPの初演DVDを見てからが、沼の始まりだったと思う。


CHaCK-UPは宇宙人アイドルだ。
だが、宇宙人アイドルは、SOJ学院の生徒(と卒業生)が、演じているアイドルということになっている。
初演には、その生徒たちが、なぜCHaCK-UPという宇宙人アイドルになったか、という過程が描かれている。

選抜クラスの中で一人だけ、歌もダンスも下手くそな生徒がいた。
その落ちこぼれの生徒、天宮王成。

天宮王成は、馬鹿だ。
自分を天才だと思っている。
一人だけ何もできてないのに、周りは凡人だから俺について来れない、と言う。
迷惑で、自意識過剰で、馬鹿。
周りは彼をバカにする。
だけど何故だろう。
なぜか、注目される。なぜか、慕われる。
それは天宮王成が真っ直ぐで、一生懸命だから。

与えられた宇宙人アイドル。
最初は自分の目的のためだけにアイドルを目指していた彼が、
仲間と対立し、
挫折し、
けれどももう一度自分を信じ、
仲間を信じ、
ひとつのアイドルグループとして、
成長する姿がそこには描かれている。
落ちこぼれと言われた彼が、
自分を天才と信じていた彼が、
自分の弱さや実力を認め、
力を貸してほしい、
このグループにはお前が必要だとメンバーに伝えるシーンは本当にまるで母のような気分で見てしまう。

何もできなくて自分のことばかりだった彼が
クールで、だけど頼りがいのある、優しくて天然なキャプテン・レイを演じている。

最初見た時、もうこの感情をどう表したらいいのかわからず、
私はひたすら尊い尊いと言うしかなかった。
妖怪拝みババァの誕生だ。

もちろん、天宮王成だけではなく、他のアイドルたちも個性豊かで、魅力的。
アイドルを演じているときと、学生のときで、キャラが違う、というのもとても面白いポイントだ。
アイドルとしては火星人マルが好きだけど、学生のときはきみちゃん(天王星)が好き!とかも有り得る。


けれど、CHaCK-UPは、彼らの仕事の一つに過ぎない。
大きな仕事のチャンスをつかめば、宇宙人アイドルはお休みだ。
そうして、2人が、事実上、休んでいる。
一人はスリープモード。
一人はかくれんぼ。
私が初演DVDを見た時にはすでに1人が居なかった。
それを知っていて初演を見ると、
「目に焼き付けて今の僕を」と歌う姿に、涙しか出ない。

そして、12月。実質5人での、エピソード0公演。

いつか、この宇宙人アイドルも、普通のアイドルのように、アイドルを卒業する日が来る。
ついこの間、先輩アイドルである、プレゼント◆5が解散したばかりだった。
終わりは来る。
それを最初から感じながら見ていた。

「地球を幸せにするためにやってきた」

と、彼らは言う。
そして歌って踊る姿が、眩しくて仕方がなくて。
儚くて、切なくて。

「私の演技で、幸せになれただろうか」
と、レイ様が問う。
私は紛れもなく幸せでした。
いつか終わりが来る未来でも
今の一瞬を焼き付けて
今こんなにきらきらしている人たちを
見ることができて幸せでした。

いつか来るその時までは
なるべく長く彼らの姿を
一人でも多くの人を幸せにする姿を見ていたいな、と思うのだ。

*1:白チャーム=天王星人キャプテン・レイのファン